豆知識(暦について)

豆知識

今使われている暦は太陽暦・西暦と呼ばれ、日本では明治から使われています。
その前は、7世紀はじめから明治まで、太陰太陽暦(たいいんたいようれき)(「太陰暦」や「陰暦」とも呼ぶ)が使われていました。

太陰太陽暦の太陰とは天体の月のことです。天体の月が地球をまわる周期は約29.5日で、30日の「大」の月と、29日の「小」の月を作って調節していました。
また、地球が太陽のまわりをまわる周期は約365.24日で、季節はそれによって変わります。したがって、しだいに暦と季節が合わなくなってきます。そのため、2〜3年に1度は閏月(うるうづき)を設けて13ヶ月ある年を作り、季節と暦を調節していました。

毎年、月の大小の並び方、あるいは閏月を知ることは人々の生活にとって非常に重要なことでした。例えば、月末に支払いや代金の取り立てをする商店では間違えないように「大」と「小」の看板を作って管理していたそうです)

陰暦の月の名称を記します

1月 睦月(ムツキ)
2月 如月(キサラギ)
3月 弥生(ヤヨイ)
4月 卯月(ウヅキ)
5月 皐月(サツキ)
6月 水無月(ミナヅキ)
7月 文月(フミヅキ)
8月 葉月(ハヅキ)
9月 長月(ナガツキ)
10月 神無月(カンナヅキ)
11月 霜月(シモツキ)
12月 師走(シワス)